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花 糸

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ガラニティカセージ(メドウセージ)

今年の夏は、異常に暑い。

九月に入っても、真夏の暑さが続いていますね。
今年は、日本中が「暑い!暑い!」と悲鳴を上げています。
東京は、熱帯夜が続き雨も少なくて、その辺の花は、みんな干上がっています。・・・かわいそうに。

そんな酷暑の中で、比較的元気にしているのは、昔から夏の花といわれている花たちでした。
「がんばって咲いているね。」と声をかけ、「私も頑張るねー。」と暑さに負けない元気をもらっています。


昔からの夏の花といえば・・・・

おしろいばな

ジニア(百日草)

サルビア

マリーゴールドフレンチ

さるすべり(百日紅)

・・・・・・などでしょうか。

頑張りを讃えて、いくつか刺繍にしてみました。

刺繍にしたものを紹介します。

① サルビアの仲間から・・・メドウセージ

サルビアといえば、真っ赤な真夏の花を連想されると思いますが、こちらはその仲間で
花屋さんでは、「メドウセージ」の名で流通しているものです。
正しくは「ガラニティカセージ」というのだそうです。

株もかなり大きくなり、フェンスを超えて顔を出したりします。
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鮮やかで高貴な濃い紫色が光ります。
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しかし、花の一つをよくよく見ると、「ガーッ」と大口を開けた怪獣のような姿に思わず笑ってしまうのですが・・・・
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私も、「ずいぶん大きなお口ですこと。」なんて言いながら、刺繍していました。
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葉の葉脈は、簡単に省略して・・・
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花の色は、青紫に、ガクは黄緑で・・・・・・
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全体は、高貴な感じが出るように・・・
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さて、次はどの花にしましょうか?
by hanaitoh | 2010-09-09 11:59 | 刺繍 | Comments(6)
Commented by ミチ at 2010-09-10 05:50 x
鮮やかな濃い紫色の、ヘビが大口を開けたようなメドウセージ。我が家にも今咲いています。
花糸さんの手にかかったら、この奇妙な花もそのまんまに写し取られて、可愛いですね。
秋がようやく見え始めました。
Commented by akiko at 2010-09-10 16:11 x
花糸さんにとって刺繍糸は絵の具なんですね。
微妙な色の違いを、面相筆で絵の具を置くように、糸を選びながら一針一針刺していく。
お花大好きの優しさ一杯だからこそ生まれる作品ですね。
Commented by グスタフ at 2010-09-12 09:01 x
hanaitohさん、今日は・・
このはな、どう見ても可愛い怪獣くんだ・・
しかし、貴女の手に掛ると・・優しい模様に変身する・・・
お見事で~す・・
Commented by hanaitoh at 2010-09-13 10:36
>ミチ様
初めは、濃い鮮やかな紫色に惹かれました。
7月の頃から咲き始めて、次々と咲き続け、今も元気に咲いています。スケッチしようとよく見たら、ずいぶん大きな口であることがわかりました。綺麗かわいいといったところでしょか。
Commented by hanaitoh at 2010-09-13 10:43
>akiko様
色の違う2本の糸を同時に使って挿していく、スプリットステッチという挿し方を知りました。
これを使うと、なんだか微妙な色合いも表せそうな気がします。
よく見て、花の特徴が改めてわかったりすると、大発見をしたような幸せ気分になります。
Commented by hanaitoh at 2010-09-13 10:48
>グスタフ様
よくみてびっくりですよね。
形はびっくりですが、色はなかなか大人の雰囲気を感じますよ。
刺繍は、糸で表現するので、どことなく優しげになりますね。