読書の秋になりました。
涼しい秋風の心地よい時期になりました。
秋の花。彼岸花。街の片隅にもひっそり咲いていました。
読書の秋ですね。皆さんはどんな本を読んでいますか?
私は、列車での移動の際は、文庫本を持ち歩いて
読みながら時間をつぶします。
今読んでいるのは、浅田次郎「沙高樓綺譚」・・難しい題名だけど
驚きのミステリーです。
そんなわけで、文庫本を愛読するものには、文庫本カバーが必要になり、
いくつか作ってみました。
一つ目は、娘が汚れたので洗ったら縮んで使えなくなってしまったので
捨てるというものを作り直しました。
そして、同じような作り方で、作ったものが、
その2、その3、その4、その5です。
その2
秋色でちょっと落ち着いた雰囲気に。
その3クロスステッチの図柄を生かして。
その4
裏布と表のアップリケをお揃いに。
その5優しい薔薇の雰囲気を取り入れて。
栞の紐の先には、ビーズやボタンをつけて、おもりをかねたアクセントに。
皆さんにも、楽しいカバーで、読書に精を出すことをお薦めします。
読書の秋ですから、もう少し本に触れてみます。
私が、もう一つ今読み進めている本は、
「椋 鳩十」です。
なぜ「椋 鳩十」なのか?
椋 鳩十をご存知ですか?
それは、
ハイジと繋がりがあったからです。
椋 鳩十は、動物や自然をテーマにした児童文学者です。彼が学生時代に、
恩師から、死について分かりやすい書物を教えてもらおうとしたら、
「死と生は、紙の裏表の様なもので、切り離す事は出来ない。
生きる事がどんなに美しいか分かる本を、貸してやろう。
そうしたら、死ということも分かるだろう。」と、
『ハイジ』(野上弥生子訳)を貸してくれたのだそうです。
そして、裏山の赤松林で、感動を持って読みふけった時、
松林のかなたには、日本アルプスが、
高く高く聳え、夕焼けて、赤く赤く燃えていたのだそうです。
ハイジの本をきっかけに文学を志し、自然の中を歩き回り、
自然を主体に書き表す児童文学者になっていたのだそうです。
私は、子供の頃、いろんな動物が出てきて、楽しいお話だと、
童話集を読んだ記憶があります。
椋 鳩十が
ハイジの本で、世の中の美しさと、
純粋に生きる事の素晴らしさを心深く感じて、
作家になったと知って 今また、もう一度『椋 鳩十』を読んでみようと
思ったわけです。
図書館から、「椋鳩十 全集」を借りてきて読んでいます。
月の輪グマ・・・命がけで子グマのために滝つぼに飛び込む母グマの姿には感動です。
その他、片耳の大しか,狐島の野犬,・・など動物大好きの人には、
お薦めです。
もう一度、秋に触れて。・・・・
秋の花・・ヨヨノハナ(小さな小さな花で、よく見ないと見落とします)