秋の草花 として
『ワレモコウ』をとりあげました。
この花の色は、花の赤とは思えない不思議な色だと思いませんか?
赤茶色、暗紅ビロード色、赤紫色、エンジ色、などとあらわされています。
『ワレモコウ』という名前も不思議な感じのする名前ですが、
漢字は吾亦紅とか、吾木香とか、割木瓜などいろいろありました。
由来もいろいろでした。
「われもこうありたい」・・・
「わたしも赤色」・・・
平安時代の額に被った帽額(モコウ)に似ているから・・・・等々。
葉をもむとスイカの香りがするそうですが、これは最近知った事で
まだ試してみた事はありません。皆さんご存知でしたか?
ワレモコウの写真をみると、必ずといっていいくらい
赤とんぼが止まっている写真が目に留まります。
トンボも大好きな花なのでしょうね。
このワレモコウにはトンボでなくて小さな虫達が止まっていました。
◎ワレモコウの刺繍バックを作りました。
ワレモコウの赤いボールのようにみえる花は、1個の花ではなくて
小さな花がたくさん集まったもので、ひとつの花は、よくみると
花弁ではなくて4個のガク片があるだけです。
ひたすらツブツブ(フレンチナッツステッチ)で埋めました。
葉っぱは、ギザギザしていたので、こんな風に・・・。
持ち手にも、ワレモコウ色を付けてアクセントに・・・。
秋の風景をバックに、写真に収めました。
ワレモコウの花の写真を撮ったのは、10月でしたが、
バックが仕上がったのが11月で、チョッと花の時期がずれてしまいました。
ワレモコウが咲きほこっていた高原はもう冬の入口かもしれませんね。