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花 糸

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おむすびころりん

今年はねずみ年です・・・・。

ねずみの登場する昔話って、結構たくさんありますが、
皆さんはどんなお話をご存知ですか?

・おむすびころりん
・ねずみのよめいり
・ねずみのもちつき
・ねずみのすもう
・ねずみきょう
・山ねずみと里ねずみ

ネットでこんなことを調べていると・・・何やらパソコンの中から話し声が・・・。

「ねずみ年の今年、日の目を見なかったら、ぼく達、当分注目されないよね・・・。」
「そうだよね。また暗いこの中でじっと辛抱しているのかな・・。」
「それって、けっこうつらいよー・・・。」

なんて、ぼやいている声が聞こえてきました。
マイドキュメントを開けてみて、思い出しました。

「おむすびころりん」のエプロンシアターを作って、写真にして取り込んだままでした。


ごめんごめん!!。ねずみさん達。

さっそく皆さんに、お披露目することにしました。

それでは、「おむすびころりん」お話にそって・・・


 おじいさんが山へたきぎをとりに行ってお昼になりました。
おむすびころりん_d0043627_1132292.jpg

 おばあさんの作ってくれたおむすびを食べようとして、
 うっかり落としてしまいました。
 おむすびは、コロコロ転がって穴の中にすとんと落ちてしまいました。
 すると、穴の中から「おむすびころりんすっとんとん」
 可愛らしい歌声が聞こえます。
 おじいさんはもっと聞きたくて残りも全部転がしてしまい、
 最後に自分も転がり込んでしまいました。
 そこは、ねずみさんの家でした。
おむすびころりん_d0043627_1141131.jpg

 ねずみさんたちは、お礼にお餅つきをしてくれました。
 おじいさんが帰る時には、「お土産にどうぞ。」と
 大小二つのつづらを持ってきました。
 おじいさんは、「私は年寄りだから、小さいほうでいいよ。」と
 小さいつづらを持って帰りました。
 家に帰って、そのつづらを開けてみると、どっさりの小判が入っていました。
おむすびころりん_d0043627_1144286.jpg


 おとなりのよくばりじいさんが、その話を聞いて、小判がほしくなりました。
 小さなおむすびをもって山へ出かけました。
 よくばりじいさんは、そのおむすびを穴に落として、
 すぐに自分も一緒に転がり込んでいきました。
 ネズミたちが、お餅をついてご馳走をしてくれました。
 おじいさんは、つづらが二つあるのを見つけると、
 両方とも欲しくなって、なんと・・・猫の鳴きまねをしたのです。
  
 「にゃあーお。にゃーお。」

 あたりは真っ暗になってしまいました。
おむすびころりん_d0043627_1161651.jpg

 よくばりじいさんは、真っ暗い穴の中をアチコチ這いずり回って
 やっと外に出る事ができました。服はボロボロ。顔や手足はどろだらけ。
 つづらは一つも持ち出せませんでした。

・・あたりは真っ暗になって、欲張り爺さんは穴の出口が
 分からなくなってしまいました。今でも、モグラのように土の中を出口を探して這いずり回っているんだって・・・・

という終わり方もありますよ。

欲張りは、ほどほどにということですね。
おむすびころりん_d0043627_11315831.jpg

エプロンで演じるだけでなく、パネル風にして演じたいという
希望もあったので、パネルシアター風のものも同時に作ってみました。
おむすびころりん_d0043627_1172014.jpg

おむすびころりん_d0043627_1174246.jpg

子供の頃聞いた事のある昔話に触れて、
ちょっとひと休み、、気分転換になったでしょうか?

(中谷 真弓さんのエプロンシアターの本を参考にしました)
 
 
 
by hanaitoh | 2008-01-29 11:43 | エプロンシアター | Comments(12)
Commented by ミチ at 2008-01-30 05:46 x
可愛いですねえ!
登場人物のおじいさんの表情もそれぞれで、ウフっと笑っちゃいます。
お話も面白くて、花糸さん、童話作家になれそうです。
視覚障害者のための手で触れる布製立体的絵本があるでしょう。
あんなのを作ったらいいのでは? と思いました。
Commented by グスタフ at 2008-01-30 09:54 x
このお話知っています。おむすびころりん・ねずみの嫁入り・山ねずみと里ねずみなど、子供のころ読みました。
エプロンシアター・・ステキに出来ましたね☆☆☆お見事・・
紙芝居にしても、子供たちは、目を輝かして、聞き入ることでしょう。
その情景が目に浮かびます。有り難うございます。
Commented by momijik at 2008-01-30 12:18
久々のエプロンシアターですね。
お話の導入の仕方が素晴らしい。
ユーモアたっぷりで花糸ワールドです。
このほのぼのした世界を子供さんだけでなくて
大人の人にこそ必要なのかもしれませんね。
あーしあわせになっちゃった。
ありがとう♪
Commented by hanaitoh at 2008-01-30 16:47
>ミチ様
これは、保育園の先生に頼まれて作ったものです。
このエプロンをつけて演じるには、それなりの演技力が必要で、
恥ずかしがり屋の私は、とってもへたくそです。

幼児用の布絵本は知っていますが、布製の立体絵本は、まだみたことがありません。実物を見て、研究してみたいと思います。
Commented by hanaitoh at 2008-01-30 17:07
>グスタフ様
昔話は、地方によって少しずつ内容が変わって、伝えられています。
図書館の昔話のコーナーには、似たようなお話がどっさりありました。
でも不思議と、誰でもどこかで聞いたことがあるようはお話ばかりですね。
昔話から、教わる事はたくさんあります。
時には、大人も、子供と一緒に楽しんでみましょう。
Commented by hanaitoh at 2008-01-30 17:23
>momijik様
本当に久々の・・・です。
今まで、エプロンシアターをとりあげる機会がなかなかなくて、
この際だからと、かってなお話を付け足してしまいました。

日々、あわただしく過ごしている大人も
時には、童心に返って、楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
昔話は、誰でも、なんとく知っているという所が、魅力です。

Commented by darklady at 2008-01-31 15:48 x
わぁ~ぃ!
私も大好きなhanaitohさんのエプロンシアター
素敵な語り口と 表情豊かなお人形にすっかり童心に返ってしまいました。
今年はネズミ年 大人にも子供にも喜ばれそうですね。
小学生の皆さんならきっとこのエプロンをお借りして 公民館など施設で自分達で演じて お年寄りの皆さんを楽しませてくれるかもしれませんね。  どちらからかもうリクエストがあるんですね。
Commented by owls2 at 2008-01-31 17:43
子供に聞かせたお話ですね・・・・・
こんなお話をエプロンを使って可愛い子供たちにする花糸さんのお姿や子供たちの輝く目・・・想像できます・・・

何時までも純真なお気持ちを持ち続けている花糸さん・・・・とても魅力的です・・・・・
Commented by hanaitoh at 2008-02-01 10:18
>darklady様
そうですね。エプロンシアターをやってみたいという希望は、
結構たくさんありますね。語り部の会の方から、子供やお年寄り向けの
お話の時の、導入に使いたいと、頼まれた時もありました。
子供用に小さいサイズにして作ることもありますよ。

皆が楽しんでくれると、つくり甲斐があります。
Commented by hanaitoh at 2008-02-01 10:23
>owlさんも、子供さんが小さい時、寝物語に語ってやりましたか?
お話のすじは、分かりやすいので、自分なりに工夫して話すことができますね。
その地方によって、少しずつ中身が変わっているところが、昔話の楽しさです。
「おむすびころりん、すっとんとん」なんていうと、知らずと踊りだしたくなったりしますね。
Commented by Rosemari at 2008-02-07 14:35 x
園児たちが目を凝らして見入っている様子が浮かんできます
花糸さんの作品、大勢の子供達もファンになることでしょうね
それにしても花糸さんの作品はジャンルが幅広いですね
というより何でもできちゃう~~~作れちゃう~~~花糸さんの手にかかれば・・・・・・・

キンゴちゃん1/27に天国に逝ってしまいました
お洋服着れなくてごめんなさいね
Commented by hanaitoh at 2008-02-12 11:18
>Rosemari様
「今日の花音」を見てキンゴちゃんの死を知りました。
ちょうど洋服の布を裁断して、ミシンがけをしようと思っていたところでした。
もっと早く、寒くなる前に作ってやっていたらよかったかも。
「キンゴちゃん、ごめんね」・・何かの役に立つかもしれないので、
形にはしておこうと思います。
寒い毎日で、風邪をひきましした。今週からようやく活動開始とします。